シロさんがケンジの家族と初対面
ケンジの母親がシロさんに会いたがる理由(第10話)
ケンジは、美容室を営んでいる母親(鷲尾真知子)が手を痛めたと知り、埼玉へ仕事を手伝いに向かう。そして突然シロさんに会いたいと言い出した母親に疑問を感じながらも、うなぎ屋さんでシロさんと母親を会わせることに。
会食に選んだうなぎ屋さんはシロさんが予約し、ケンジの母親も同席した姉2人も大絶賛だった。
そして食事を終えた後、母親がなぜシロさんに会いたがっていたのかを話し出す。それは常連客から息子を亡くしたと聞いたことがきっかけだった。その常連客と自分を重ね、「もしケンジが今亡くなったらと考えた時、筧さん(シロさん)と顔を合わせてなかったら、友人としてしかケンジを見送ることができない。1度顔を合わせておけば、身内として一緒に見送れると思ったから」と、2人に伝えた。
以前、ケンジ母が登場した劇場版では、ケンジの父親が誰にも看取られないまま亡くなったことで、「その人(シロさん)はずっと一緒にいてくれるの?ケンジはさみしがり屋だから」と実家に帰ってくるように促していた。
シロさんを家族として信頼し、ケンジが亡くなった後もさみしい思いをしないようにと、2人を想った母親の愛情に胸が熱くなるシーンだった。