ホーム » 投稿 » ドラマ » 神尾楓珠“朝日”のセリフに感涙するも…ストーカー疑惑が消えないワケ『くるり~誰が私と恋をした?~』第5話考察レビュー

神尾楓珠“朝日”のセリフに感涙するも…ストーカー疑惑が消えないワケ『くるり~誰が私と恋をした?~』第5話考察レビュー

text by 菜本かな

”火10”枠で放送中の生見愛瑠主演のドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』(TBS系)。記憶喪失となったヒロイン・まことが、手元に残った男性用の指輪を巡り恋の四角関係を繰り広げる。今回は、朝日がまことの帰省に同行した第5話のレビューをお届け。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 感想 レビュー】

ーーーーーーーーーー

【著者プロフィール:菜本かな】

メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動を行っていた。エンタメとファッションが大好き。

実家に帰るまことに朝日が同行
当て馬行動連発?

『くるり〜誰が私と恋をした?〜』第5話より ©TBS
くるり誰が私と恋をした第5話より ©TBS

『くるり〜誰が私と恋をした?〜』(TBS系、毎週火曜よる10時)第5話、まこと(生見愛瑠)は母親に会うために実家に帰ることに。その道中で急に現れ、「心配だからついて行く」と言い出した朝日(神尾楓珠)。よく分からないが、まことも断りきれず、一緒に実家に向かうことになってしまった。

朝日は、積極的になるところがちょっと(というか、だいぶ?)ズレていて面白い。「実家に同行できる勇気があるなら、その勇気をもっとほかに使えたのでは?」とツッコミを入れたくなるが、これまで公太郎(瀬戸康史)と律(宮世琉弥)に押され気味だった彼にようやく回ってきたチャンスだ。

ヒロインの実家に行き、父親と温泉で語り合い、夜はみんなで食卓を囲む。こんなものは、ラブコメにおいて勝ち確のシチュエーション。にも関わらず、一秒たりとも本命フラグを立たすことができない朝日が、逆に面白い。

記憶を失う前のまことが好きだった朝日が、「このまま何も思い出せなくても、俺はいまの緒方のことが好きだから」と告白をしたシーンは、思わず感動してしまったけれど、当の本人(=まこと)は眠ってしまって聞いていなかった。

勇気を出してした告白が、ヒロインの耳には届いていない。まさに、当て馬あるあるを踏襲しまくっている朝日。

筆者は正直、大穴で朝日が本命路線もあるのでは? と思っていた。3人のなかで、いちばん指輪の持ち主っぽくないのが朝日だし、なさそうな人が実は……という方が、ミステリーは盛り上がる。しかし、第5話を観て確信してしまった。

ここまで最高の舞台を与えられているのに、ちっとも進展しないということは、やっぱりただの当て馬(もしくはストーカー)なのだろう。

1 2 3
error: Content is protected !!