瀬戸康史“公太郎”の「嘘」に深まる疑念…指輪の相手はまさかの? ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』第9話考察レビュー
text by 菜本かな
“火10”枠で放送中の生見愛瑠主演のドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』(TBS系)。記憶喪失となったヒロイン・まことが、手元に残った男性用の指輪を巡り恋の四角関係を繰り広げる。今回は、記憶喪失以前の律との思い出が明かされた第9話のレビューをお届け。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 評価 感想 レビュー】
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【著者プロフィール:菜本かな】
メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動を行っていた。エンタメとファッションが大好き。
すべてが完璧すぎる公太郎との“花びらキス”
音が止まった––––––。
あまりにも美しかったまこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)による“花びらキス”。食用の花をまことの口に咥えさせて、そのまま唇を奪った公太郎。正直、これまで彼のことを、恋愛慣れしていないタイプなのかな? だから素直になるのが苦手なのかな? なんて思っていた部分もあったが、すべてが“くるり”した。
女の子の唇から花びらを奪い、「本当だ(甘いね)」と余裕の笑みを浮かべられる人のなかに、恋愛慣れしていない人はいない。
前回、朝日(神尾楓珠)はまことの手を掴んだあとすぐにパッと離し、「こういう時、しれっと繋いだままでいればいいんだよな、俺…」と嘆いていたが、公太郎は何枚も上手。自然にまことの手を掴み、そのまま恋人繋ぎに移行する。その流れがあまりにも完璧すぎて、惚れ惚れしてしまった。