中島健人が主演を務めるドラマ『リビングの松永さん』（カンテレ・フジテレビ系）。第6話では、恋の一大イベント・バレンタインデー回！ところが、松永の元カノが判明。そして、その相手は思わぬ身近なところに…。今回はバレンタインの幸福感に満ちた第6話のレビューをお届け。（文・柚月裕実）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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【著者プロフィール：柚月裕実】

エンタメ分野の編集／ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

小さな嘘が誤解を招いてしまい一波乱…。

恋する女子高生にとってバレンタインは一大イベント。美己（髙橋ひかる）も松永（中島健人）への思いを募らせ、自分の部屋でひっそりと手作りチョコを作ったのだが……。

松永の過去の恋愛を思わぬ形で知ってしまうことに。ただでさえ恋が動き出すバレンタインデー。ところがそんな淡い物語ではなく、ラストには思わず「えぇー！？」と叫んでしまった第6話だった。

第5話では美己が松永に内緒で、人手不足の凌（藤原大祐）のバイト先を一時的に手伝うことになったものの、結果的に松永にバレてしまった。しかし問題は嘘をついてバイトをしていたことよりも、松永に美己と凌が付き合っていると勘違いを招いてしまったことにある。

バレンタインデーに松永にプレゼントを…という美己の思いと小さな嘘が、思いもよらぬ問題に発展してしまった。誤解を解こうとした美己は、涙を流しながら本当の気持ちを打ち明けそうになる。そんな二人を傍で見ていた凌は、松永にバイト先の事情を説明した上で美己との交際も否定。

美己にとってはありがたい助け舟だったが、凌の気持ちを思うとなんとも複雑だ。