松永の本心は見えず
夏未が以前語っていた、松永への思いは残ってないという言葉を信じきっていた美己。ただでさえ年上の大人で、しかもかつて恋人同士だった相手だ。まだ高校生の美己が自信喪失するのも無理はない。いまにも泣きだしそうな顔だったが、気丈にふるまい去っていく姿が切なかった。
夏未が積極的に松永に連絡を取り、もはやアプローチしているも同然の状況にある。ただ、松永に大きな仕事が舞い込んだのが救い。松永の本心はどうなんだろうか。
和歌山の母・朋子(映美くらら)から美己に「手術明日になりました」というメッセージが届いてひと騒動。美己には心配をかけまいと詳しい事情は明かされず、シェアハウスのオーナーで叔父の雅彦(山口森広)に連絡をするも、海外からの移動で慌ただしく事情は聞けずじまい。不安を募らせる美己に感づいた松永は大胆な行動に出る。
なんと松永は車を手配し、美己を乗せて10時間かけて和歌山へ乗り込んだ。祖母の病状は心配ないもので安堵。そしてこの一件を機に松永と美己の距離がさらに縮まったのだった。