荒木が偽装強盗を計画
この日開かれた会合では、若い人が新たに店を出したいと発言しても会長は適当に理由をつけて却下。会員からさらに顰蹙を買う。
会長への怒りを正義にぶつける荒木は、体温が上がると尻のできものが痒くなる体質で、酒を片手に尻をボリボリ掻いていた。その様子を見ていた正義は心労がたたり、倒れてしまう。
病院で目を覚ました正義。傍らにいた彩は働きに出ると病室を出て行った。
すると、正義の隣のベッドに寝ていた謎の男・白鳥敬文(竹中直人)が「お金のことで困っているのか?」と話しかけてくる。彼は、医療保険に加入していれば退院した後にお金が入ることを助言し、働くよりも痛いのを我慢した方がいいと話す。
退院して自宅に戻った正義は、スナックに働きに出る彩に「会長の席にはつかないように」と電話で話すも、彩は聞く耳を持たずに通話を一方的に切ってしまう。
荒木の元へ向かった正義は「ケーキを売ってそのお金で彩と食卓を囲みたいだけなんだ」というも、荒木は「そんな贅沢できるわけねえだろ」と言い放つ。
弱気になりながらも正義は、病院で会った謎の男から聞いた話を始める。すると荒木は「店に車でも突っ込んだらすごい金が入るんじゃねえか」という。幼い頃から自分で作ったケーキを店で売るのが夢だった正義は、どんなことをしてでも店を守りたいと泣き出す。そんな正義を見た荒木は、自分が強盗に入ってやると提案。