イケオジバトルロワイアル-ファイナル-
人生の先輩として決める所は決める男・武蔵
これまでイケオジバトルロワイアルと銘打ち、メインの6人の男性に重点を置き、その魅力を紐解いてきた。本編の完結に伴いこちらも最後の機会となる。最終回総決算として独断と偏見に基づいてのMVPを決めていきたいと思う。
まずは今回の余命騒動の犯人である黒澤。「余命1か月」をまさかの「嫁がイカゲーム」と聞き間違い、たくさんの人を泣かせてしまった。そして結婚式での吐血もただの勘違いで、直前に口にしていた赤ワインやミートソースを吐き出しただけだった。
なんとも人騒がせな人だと思いつつも、黒澤が無事でよかったと安心する気持ちが勝つ。それくらい黒澤はみんなに愛されている存在なのだ。黒澤自身も罪悪感があり、「便宜上」として咳き込んだり、自白するまでの間はしっかり余命か月を迎えたものとしての責任を果たしていた。
頑張りすぎる春田の件で牧から相談された時は、「春田はみんなの幸せを考えて頑張っているんだろ?牧は春田の幸せを考えたらいい」と、始めはふざけながらも最後はしっかりとアドバイスをして、サプライズパーティーまで至った。決める所は決めて、様々な経験をした人生の先輩として頼れる存在だ。
ラストでは、なんと和泉たちが住んでいた春田宅の隣の家に引っ越し、住み込み家政婦の売り込みをして、また2人の間に入ろうとする最後の最後までキャラの強い黒澤だった。