ホーム » 投稿 » ドラマ » 松村北斗の低音ボイスに惚れる… 悩める人を救う”楠見くん” の名言とは? 『西園寺さんは家事をしない』第4話考察レビュー » Page 2

「偽家族」に将来の保証はない

『西園寺さんは家事をしない』第4話より ©TBS
『西園寺さんは家事をしない』第4話より ©TBS

 今まで西園寺さんは、「結婚とか、ルカちゃんのお母さんの代わりになりたいとか、そういうんじゃなくてチーム」とあっけらかんと言っていた。でも、楠見くんへの恋心が芽生えてしまったいま、ルカからの「パパのこと、好きにならないで」というお願いに、いつものように「なに言ってんの!」と明るく返すことができない。

 それに、もしも楠見くんから西園寺さんの恋心がゼロだった場合。楠見くんは好きだったから優しくしたのか…と思ってしまう可能性もある。そうなったら、もちろん“偽家族”は解散だ。当初は、西園寺さんと楠見くんの間にラブが生まれたら、2人は夫婦になり、西園寺さんはルカのママに。偽家族から本当の家族になることができる! なんて思っていたが、そう簡単にはいかなさそうだ。

 そして、今になって、陽毬(野呂佳代)の「彼氏とかできたらどうするの?」という言葉が、じわじわと真実味を帯びてきた。楠見くんとは偽家族ではあるけれど、交際しているわけではないので、将来の保証はない。楠見くんに彼女ができて、「偽家族を解散してください」と言われたとしても、西園寺さんは何も言うことはできないのだ。それは、楠見くんもまた然り。

 第5話では、西園寺さんが楠見くんへの恋心を消すために“上書き彼氏”を作ろうと奮闘するようだが、もしも本当に彼氏ができたら偽家族はどうなってしまうのだろう。

1 2 3
error: Content is protected !!