西島秀俊”夏目”にほっこり…新団員が過去を紐解く”鍵”になる? 日曜劇場『さよならマエストロ』第2話考察&感想レビュー
text by あまのさき
TBS系にて放送中の西島秀俊主演ドラマ、日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』。西島演じる天才指揮者・夏目が、芦田愛菜が演じる娘や家族との絆と、自身の人生を取り戻す再生物語。今回は、第2話のあらすじとレビューをお届けする。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:あまのさき】
アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。
廃団が決まった晴見フィルに新メンバーが参加
1話のラスト、志帆(石田ゆり子)と古谷(玉山鉄二)が食卓を囲む意味深なシーンで幕を閉じた『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート』。一瞬ヒヤリとしたが、2人は同居などをしているわけではないらしい。
大方の予想通り、夏目(西島秀俊)の帰国は響(芦田愛菜)との不仲を解消させたい志帆が仕組んだことだった。指揮者を探している晴見フィルに夏目を引き込む必要があったから、古谷だけが唯一全貌を知っているようだ。
荒っぽい方法ではあるけれど、これに懸けている志帆がなんともチャーミング(バレバレの変装姿も含めて)に見える。そんな志帆と目が合うだけでおどおどしてしまう古谷……もしかして、志帆に憧れているのだろうか。
響との仲は相変わらずだが、志帆の思惑通り夏目は晴見フィルで指揮者を務めることになる。今回、演奏するのは「ウィリアム・テル序曲」。猟師で弓の達人だったウィリアム・テルが自由のために立ち上がった様を描いた楽曲だ。
「志をともにする仲間たちとともに」と曲について説明するナレーションにあわせて映し出されるのは、谷崎天音(當真あみ)、倉科瑠李(新木優子)、羽野蓮(佐藤緋美)の3人。そう、2話では終わりかけのはずの晴見フィルに、新たに3人の仲間が加わった。