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玉山鉄二、演技上手すぎ…新キャラ投入で持ち直しは成功した? ドラマ『さよならマエストロ』第4話考察&感想レビュー

TBS系にて放送中の西島秀俊主演ドラマ、日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』。西島演じる天才指揮者・夏目が、芦田愛菜が演じる娘や家族との絆と、自身の人生を取り戻す再生物語。今回は、第4話のあらすじとレビューをお届けする。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:あまのさき】

アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。

志帆が日本にいることに気づいた夏目

西島秀俊Getty Images

晴見フィルハーモニーという瀕死の楽団の行方と家族の再生を描いてきた「さよならマエストロ」だが、第4話にして新たな局面を迎えた。

今回の晴見フィルの課題曲は、ジョアキーノ・ロッシーニによる「セビリアの理髪師」。すれ違いの恋を描いたというこの戯曲が、まさに夏目(西島秀俊)を取り巻く関係を表しているようだ。

飛び交う恋の視線、勘違いと計算、純粋としたたかさ……。志帆(石田ゆり子)が日本にいることが徐々に明らかになるのと並行して、大人たちの四角関係が露呈していく。

先の野外コンサートで志帆らしき人物を見かけた夏目。響(芦田愛菜)は「5年も会ってないと自分の奥さんの顔も忘れるんだね」と取り合わないが、夏目はその言葉に納得しない。そして、あれは志帆だったのではないかと、古谷(玉山鉄二)にも相談する。

視聴者は知っての通り、古谷は当初から志帆の計画を知り、加担している。しかし、古谷が夏目に後ろめたさを感じている理由はそれだけではない。

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