櫻井翔が体の張った演技で本領発揮…”獣”の元凶とは? ”武蔵”と”龍”の関係は?『新空港占拠』第8話考察&感想レビュー
text by あまのさき
日本テレビ系で放送中のドラマ『新空港占拠』。ジェシー演じる大河が武装集団”獣”の一人・”鼠”だと判明。しかし大河は”獣”ではなく”ケダモノ”になると反旗を翻し、大河側につくメンバーも現れる…。今回は、第8話の内容を振り返るレビューをお届け。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:あまのさき】
アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。
獣の中にも裏切り者が発覚
人質となった裕子(比嘉愛未)を救うべく、武蔵(櫻井翔)らは配信映像から必死に情報を得ようとする。本庄(瀧内公美)がかすかに聞こえる船舶の音に気付き、監禁場所を探り当てた。
武蔵たちは監禁場所に急行したが、そこはすでにもぬけの殻。広げられた地図の上、裕子の写真にナイフが突き立てられており、武蔵は身体中から悔しさを滲ませていた。結局、和泉(ソニン)の指示で裕子の罪を探ることに。腕もよく、人当たりも決して悪くないだろう裕子に、一体どんな罪があるというのか?
裕子の誘拐犯・子こと大河(ジェシー)は、罪を認めた人質たちを解放し、裁きは司法に委ねるという獣たちの方針に異を唱えていた。社会に一石を投じるだけでは生ぬるい、自分たちの手で罰を与えるべきだ、と。これにより、空港を占拠する1か月前に袂を分かつことになった。
大河は獣たちのアジトを出て行く際、「俺について来る奴は?」と問いかけるが、そこに続く者はいなかった。
しかし、獣たちの中にも裏切り者がいた。そのせいで、かながわ新空港の防犯システムが空港内にあるデバイスを経由して子によって乗っ取られようとしている。これを食い止めるべく、龍(高橋メアリージュン)は全員のスマートフォンをチェックするよう指示を出す。
当初から前回の鬼たちほどには結束を感じられなかった獣たち。ここにきて一気に緊張が高まる。