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SMプレイに乗せてヨウコが教えるガン初期の自覚症状

ドラマ『新宿野線病院』第6話 ©フジテレビ
ドラマ『新宿野線病院』第6話 ©フジテレビ

 SMプレイに至るまでの、啓三の、健康診断に対する拒否反応から見ごたえ抜群。

「うぜえ! 西洋医学の奴隷が! 長生きだけが正義か? 塩分控えめ適度に運動ってか? アホクサ。ほいだらよう! 寝る前にサムギョプサル食べてマッコリでうがいして、100まで生きたるわボケ!」

 生瀬勝久の滑舌の良さと大きな芝居が冴えに冴え、さすが舞台出身と唸る。

 途中で入る謎の「ほいだらよう!」はともかく、世の検査嫌い族の総意が、最高に腹立つ言葉で彩られ、かつコンパクトにまとめられている。

 聞く耳を持たない啓三を見て、亨(仲野太賀)たちは、彼が、SM嬢・May様(橋本愛)の常連であることを利用し、舞とヨウコが入れ替わり、愛の鞭(SMプレイ)に乗せ、がんについての情報を啓三に与える作戦に出る。

「熱いのかい…。呼吸も乱れて苦しそうだよブタ野郎!」

 というシビレる罵りからのSMシーンは絵面が強烈で、Tverで何度繰り返し見ても、セリフが入ってこない、という方も多かろう。箇条書きしておいたので、今後の健康管理の参考にしていただければ幸いだ。

・発汗、急な発熱、呼吸の乱れ、背中の痛み、倦怠感はがんの初期症状でもある。3か月以内で10キロの体重減少が出た場合は、直ちに受診を。
・診察に納得がいかない場合はセカンドオピニオンを受けよう。
・「この俺がガンになるわけがない」という油断が命取り。

 そして最後に、運命とは命を運ぶ、と書く。「おまえの命を運ぶのはお前しかおらんのじゃ」――。

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