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爆破事件発生でタイトル回収…緊迫した中での小池栄子”ヨウコ”の痺れる名言とは? ドラマ『新宿野戦病院』第8話感想レビュー

宮藤官九郎による完全オリジナル脚本のドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)が放送中。小池栄子と仲野太賀のW主演の本作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台にした新たな救急医療エンターテインメントだ。早速、第8話の物語を振り返る。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

爆破事件発生でタイトル回収

『新宿野戦病院』第8話より ©フジテレビ
『新宿野戦病院』第8話より ©フジテレビ

 聖まごころ病院の経理・白木(高畑淳子)は、旦那である白木誠(おかやまはじめ)のスマホの位置情報がハプニングバーのある雑居ビルにあったことから浮気を疑う。

 一方、警察官の岡本(濱田岳)は、ハプニングバーと同じ雑居ビル内にあるコンカフェ嬢のかえで(田中美久)が、ストーカー被害に遭っていると相談を受ける。岡本は、享(仲野太賀)やまごころの医師たちを連れて、コンカフェに潜入すると、かえでにストーカーしていると思われる後藤和真(北野秀気)を発見。さらには誠が現れる。誠は通い詰めていたのは、ハプニングバーではなく同ビル内のコンカフェだったのだ。

 かえでがコンカフェを卒業することが決まり、最終出勤日。突然ビル内で爆発が起こり、大勢の重症患者がまごころに運ばれてくる。その中にはかえでや後藤の姿もあったことから、誰もが爆発を起こしたのは後藤で間違いないと思っていた。しかし、真犯人は別にいたことが発覚する。

 後藤は、岡本の警告を受けて反省し、かえでとは和解していたのだった。一方、爆発後から連絡が取れずに安否が危ぶまれていた誠だったが、映画館にいたことで無事だった。

 今回は2019年に起きた京アニ事件を連想するリアリティーのあるストーリー展開で視聴者をグッと引き込んだ。いつになく緊迫したシーンだったが、ところどころに挟み込まれるゆるっとした会話に、クドカンらしさを感じた人もいたようだ。

 岡本が、伊東蒼演じるマユが看護服に着替えたところで、「似合うじゃん」と声かけるシーンは心が和んだ。さらに今回は岡本がストーリーを展開していく上で欠かせない存在となったが「勇太ってほんと、性格イケメン。優しくて懐深くて、基本冷静で頼れる」といった投稿も見られ、多くに人が共感していた。

 さらに、「過ちに気付いて謝りに行けるストーカーと許すコンカフェ嬢、命は平等と言い切る医師、旦那が生きてたと分かって号泣する白木あるべき姿がこんなに尊い」といったポストからは、物語に救いを残すクドカン脚本のあたたかさを感じる。

 また、事件を起こした犯人の命に対して、全ての命が平等であることを強調するヨウコに「『被害者だろうが加害者だろうが犯人だろうがぜってー助ける!』ヨウコ先生カッコいい」といった声もあがっていた。

(文・野原まりこ)

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