訴訟危機! 横山先生が陥った「アンカリング」現象とは
さて、今回の描かれたテーマの一つに「カスハラ」があった。小児科の横山先生(岡部たかし)が、救急車で運ばれてきた腹痛の小学生の男子を診ることになるのだが、母親が泥酔、しかも態度が威嚇的であり、虐待を疑う。
ここからすったもんだがあり、誤審疑いからあわや裁判沙汰…になるのだが、聖まごころ病院スタッフが総出で阻止する。
そのなかで、ヨウコ(小池栄子)が、横山先生も母親も「アンカリング」の状態にあったと説明するシーンがある。出た…!ヨウコ先生の豆知識。
アンカリング効果とは、最初に与えられた情報により、最終的な意思決定が左右される現象のことだそう。アンカリングとは「錨(Anchor、アンカー)を打ち込まれた、船は限られた範囲内でしか動けない」という意味からつけられた言葉だ。
横山先生は、虐待を疑うことで意思決定が揺らぎ、母親(佐津川愛美)は、横山の態度(顔?)に最初から不信感を持っていた。
最悪の第一印象により、ギクシャクしてしまったというわけか…。