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子どもの受験に大金をつぎ込む親たち

スカイキャッスル
『スカイキャッスル』第1話 ©テレビ朝日

 高級住宅街「スカイキャッスル」に暮らす華麗なるセレブ妻たちもみな、受験バトルで頂点を極めるためにしのぎを削る日々を送っている。

 ごく限られたVIPのみが参加できる“秘密の教育セミナー”に行き、合格率100%を誇るコーディネーター・九条(小雪)との契約をもぎ取った紗英(松下奈緒)。

 九条は、『女王の教室』(日本テレビ系、2005)の阿久津(天海祐希)を彷彿とさせるような怪しげな雰囲気を纏っており、確実に“何か”ありそう。契約金は3000万円だが、もしも志望校に合格できなかったら全額返金すると言い切るあたり、よっぽどな自信があるのだろう。

 ただ、紗英の娘・瑠璃(新井美羽)のプレッシャーを想像しただけで、胸がギュッと締め付けられる。受験合格のために3000万円もかけてもらったら、途中で「やーめた」と投げ出すことはできない。

 もしも成績が上がらなかった場合、両親は「こんなにあなたのためにお金を使っているのに、なぜ?」と責め立ててくる可能性だってある。

 帝都医大附属高校合格を目指している瑠璃にとっては、最高の教育環境と言えるのかもしれないが、まだ14歳の少女にこのプレッシャーを受け止められるだけの余裕はあるのだろうか。

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