九条(小雪)と冴島家の関係は?
かつて、冴島家の受験コーディネーターをしていた九条(小雪)は、泉以上に血も涙もなさそうだ。紗英が、遥人の日記(人格をも踏み躙って受験勉強を強要した両親への憎悪の念が書き綴られていた)を見せても、「これが、何か? それは、ご家族の問題であり、わたしが感知する問題ではありません」と表情ひとつ変えない。「あなたの心は、痛まないんですか?」と聞かれ、「なぜ、わたしが?」と返したのも恐ろしかった。
受験コーディネーターとして、遥人の指導のすべてを託されていた九条は、おそらく毎日のように冴島家を出入りしていたのではないだろうか。確実に、香織とは何度も会い、話をしていたはずだ。それなのに、亡くなったことを聞いても“スン”とできてしまうのがあまりにも怖すぎる。
一時は、九条との契約を解除しようとしていたのに、瑠璃(新井美羽)に責められたせいで、土下座までして再契約をこぎつけた紗英。この流れだと、次のターゲットは浅見家になってしまいそうな気がするが…。どうなってしまうのだろう。
第2話終盤で、遥人が九条に危害を加えようとしたということは、確実に九条からの入れ知恵が“何か”あったはずだ。だからこそ、急に連絡が取れなくなったことに苛立ち、“九条のせいで”と思っているのではないだろうか。もしかすると、さくらも九条が入れ込んだ刺客だったり…?
また、窓のない部屋に押し込められ、ロボットのように勉強をさせられている翔(柴崎楓雅)のメンタルも気になるところ。浅見家だけでなく、二階堂家も、冴島家の二の舞にならないことを願う。
(文・菜本かな)
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