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永瀬vs神木の気になる今後は?

『正直不動産2』第2話より ©NHK
正直不動産2第2話より ©NHK

売却話がご破算となり、怒りを息子と永瀬にぶつける大助。しかし、大助にも言い分があった。本業の輸入会社は倒産し、亡き妻を家から追い出した父を恨んでいたのだ。

ところが、月下が寺島の妻の実家で、弟から真実を聞き出していた。父が妻を追い出したなどという事実はなく、妻はいつ大助が帰ってきてもいいように、庭を美しく保っていたことを明かす。

ここで大きな役割を果たしたのは、ヤル気ゼロの新入社員・十影(板垣瑞生)が撮った動画だった。

物語の最後、美波に気持ちを伝えようとする永瀬。しかし美波は、神木が大噓つきであることを見抜いていた。永瀬の心配は杞憂に終わる。

しかし、自身の思いを伝える必要がなくなってしまった永瀬はフラれたような雰囲気となり、美波が去った後、隠れて様子を見ていた月下や、行きつけの和食ダイニング「じょうじきもん」の女将・直子(伊藤麻実子)と大将の正(湯江タケユキ)に慰められてしまう。

第2シーズンである本作での永瀬は、営業マンとして経験を積み、新入社員の教育係も仰せつかったことで、落ち着きが増した印象がある。第1シーズンのドタバタ劇も捨て難いが、成長した永瀬を演じる山下も、自然体で演じているように感じる。

不動産業界のウンチクも含みながら、永瀬vs神木の対立構造が本作のメインストーリーとなる気配だが、他にもクセが強いキャラクターも多く、一筋縄ではいかない予感がタップリだ。
(文・寺島武志)

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