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悪役を見事に演じるディーン・フジオカ

『正直不動産2』第5話より ©NHK
正直不動産2第5話より ©NHK

今回の第9話では、“主役”ともいえる存在感を見せ、不幸な過去を持ちながらも、キザで憎々しい悪役を演じているディーン・フジオカ。そのルックスと長身からハーフと思われがちだが、両親とも日本人で、出生地は福島県須賀川市だ。

その後、千葉県に転居し、超進学校として知られる県立船橋高等学校を卒業した後、米国に渡り、シアトルのコミュニティ・カレッジでITを学び、卒業後も就職はせず、アジア各国を放浪しながら音楽活動を開始。香港でスカウトされ芸能界入りするという異色の経歴を持っている。その間の放浪生活の中で、英語、中国語、インドネシア語を身に付け、マルチリンガルとなり、アジア圏では貴重な多言語俳優として、多くの海外作品にも出演している。

世間では「イケおじ俳優」とラベリングされる彼だが、まだ43歳だ。本作での軽快なタップダンスを見れば、そこに「おじ要素」は一切なく、本人も“オジサン呼ばわり”されるのは不本意だろう。最後までドラマ視聴者を怒らせるアンチヒーローぶりを楽しませてもらいたいところだ。

(文・寺島武志)

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