百合(余貴美子)の認知症が進んでいく…。
一方、星家では百合(余貴美子)の認知症が進んでいく。平日はお手伝いさんに来てもらうことで対応するが、夕飯のために準備していたシチューを捨てられてしまったり、これはお手伝いさんにとってかなりの負担になりそう。
優未(毎田暖乃)は積極的に手伝うけれど、のどか(尾碕真花)はあまり手伝わない。そのことに堪忍袋の緒が切れ、優未はのどかを蹴ってしまう。
これをなだめたのは轟の恋人・遠藤(和田正人)だった。口や手を出したりすることは、その人との関係や自分自身が変わってしまうことだとしたうえで、「その責任は優未ちゃんが背負わなきゃいけない」。
耳の痛い人も多かったことだろう。実際、よねにも轟にも、寅子にだって言えない言葉だ。このおかげで、優未はすんなりとのどかに謝ることができた。
百合は、朋彦(平田満)の写真を前に「朋彦さんのところに行きたい」と泣く。快活だった祖母が、物忘れを自覚しはじめ、そのことにイライラしたり落ち込んだりする。改めて語るまでもないが、余貴美子の演技力には舌を巻いた。
梅子(平岩紙)がついに桂場をうならせる団子にたどり着き、道男(和田庵)とともに団子と寿司の店をやることに。「人は年を取る」ゆえに、様々なことが変わっていく。次週は桂場が最高裁長官になるらしい。寅子とどのような形でぶつかるのだろうか。
(文・あまのさき)
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