宣誓書にサインをしてしまった依頼人
大学側に過失を認めさせることはできるのか
今回、香澄法律事務所を頼ってきたのは将来を嘱望されている大学生ボクサー・上畑健(嘉島陸)の両親、亮(林泰文)と順子(田山由紀)。健は大学での練習中に脳震盪と頸椎捻挫で入院、目前に控えている代表選考の試合には間に合わないという。健は自分の練習不足が原因だとしているものの、両親は大学側の安全対策に疑問を抱いていた。
しかも、「練習中に事故が起きても大学や相手選手を訴えない」という誓約書にサインをしていた健。今日子は自筆のサインが入った誓約書を無効とすることは難しいと考えるが、パラリーガルを務める杏は大学側の過失を問うべきと提案する。
これに今日子はもちろん激怒していたし、実際に大学で聞き込みを行っても有力な証言は得られない。挙句の果てに、杏の異母姉妹であるさくら(江口のりこ)の事務所から弁護士の大神(菅野莉央)がやってきて、大学側に過失はなかったとする資料を突きつけられる。