飽きない展開に膝をつく。脱獄系作品最高峰
『プリズンブレイク』(2005~)
―――こちらの作品も刑務所の中の話です。
「これは、シリーズ全部見ました。シリーズもののドラマの中で、1番好きかもしれない。脱獄のストーリー展開も然り、主人公であるスコフィールド(ウェントワース・ミラー)のイケメンぶりは、男から見ても、ヤバいですよね。で、彼が助けようとする兄のバローズ(ドミニク・パーセル)との兄弟愛。で、ティーバッグ(ロバート・ネッパー)という残忍で狂気な人間性との絡み合い。
当時、毎回がもうあっという間に終わるドラマを観たのは、初めてでした。緊迫感も半端ないし、長いシリーズなのに、全然先が読めない。
僕がやっているYouTube番でも、編集のチェック作業の際、何分で飽きるかってことを常にストップウォッチで測っているんです。だから、この作品には、そういう部分は影響されているかもしれません(笑)」
ーーー確かに、バンさんの動画は、コンパクトにまとめられていて、飽きませんね。ぼったくり居酒屋を成敗しに潜入したら、そんなにボラれなかったので、すぐに終了したとか(笑)。
「あれはあれで、それこそリアルで面白かったでしょ(笑)?」
ーーーアハハ! バンさん版『プリズンブレイク』として、シリーズ化してほしいです。ちなみに、『プリズンブレイク』の中ではどの描写がお好きですか?
「スコフィールドの全身にタトゥーが入ってるんですけど、それが脱獄するための地図というデザインなんですね。面白い設定だし、その発想のセンスが凄いですよね。あと、謎解き要素がある映画が好きなんですよ。コナンくん(『名探偵コナン』)とも好きだし」
ーーーああ、そうなんすね! 失礼ですが、アニメを観ているイメージが(笑)
「全然、観ますよ~。まあ、劇場には行かないですけど。『バン仲村、コナン観てるよ~』とか、言われちゃうじゃないですか(笑)。でも、新海映画もジブリ映画も好きですし、アニメは日本が世界に誇るべき文化ですよね」
ーーー来日している留学生や観光客が日本を訪れる理由の上位が、日本のアニメ好きだったりしますからね。
「そうそう。コナンくん、観たくなってきたな(笑)」