劇場版『名探偵コナン』シリーズの静野孔文が手がける映画『アズワン/AS ONE』2025年夏公開決定
劇場版『名探偵コナン 沈黙の15分』(2011)以降、同シリーズの監督を務めてきた静野孔文がメガホンを取る長編アニメーション映画『アズワン/AS ONE』が、2025年夏に公開される。キャラクターデザインを手がけるのは、映画『時をかける少女』(2006)や『サマーウォーズ』(2009)などで知られる貞本義行だ。
新たな時代のSFアニメーション映画誕生
本作は、アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』を原作として制作を開始した作品だ。
原著作者スクウェアエニックスから「映像化するなら、ゲームの内容にとらわれずに、面白いものを作って欲しい」という意向を受け、静野監督がアイデアを構築して脚本家と共に生み出した完全オリジナルストーリーとなっている。
本作の映画化について静野監督は「この作品は、原作の壮大な物語へと繋がる前日譚であり、ゲームセンターで熱狂したファンはもちろん、原作を全く知らない方も深く没入できるストーリーが展開されます。物語の中心となるのは、主人公(ヨウ)が奏でる旋律です。彼の歌声が時空を越え巡星に届くとき、原作では語られていなかった、数々の謎が解き明かされていきます」と本作のキーポイントが音楽であることを明かした。
また、ゲーム版に引き続きキャラクターデザインを務めた貞本義行氏は「久々の劇場作品への参加になります。初めてご一緒する監督と新たな試みも多く、あらゆる面で刺激的な作品になると思っております。ぜひ皆様にも期待してお待ちいただければとおもいます」と期待溢れるコメントを公開した。
映画化決定に伴い、2枚のイメージボードと1枚のコンセプトアートが公開された。
1枚は、主人公ヨウと、宇宙の彼方に存在する巡星に生きるラコが幻想的な空間で出会う様子を描いている。2人がいる空間はどこなのか、タイトルのアズワンは日本語で「ひとつになって」の意味を持っており、2人の関係性の詳細について続報に注目が集まる。
その他、公開された劇中カットは下記リンクからチェックできる。
【写真】日本を代表するクリエイターが手がけた貴重な劇中カットはこちら。映画『アズワン/AS ONE』劇中カット一覧
【ストーリー】
現代の日本。
ミュージシャンを目指す高校生のヨウは、反対する親とバンド仲間の人間関係に悩み、自らの将来を決めかねていた。
ある日、渋谷の交差点を歩くヨウの脳内に「助けて!」という声が響き、白い光に包まれるー。
一方、宇宙に浮かぶ巡星(めぐりぼし)。
エネルギー源の「星血」をめぐる長い戦争状態にあったヴ・レード惺王国と轟ア・スレッガ国との休戦の調停式が行われてようとしているまさにその時、巨大軌道デブリが落下、プルガード隊のヴィーゴが必死に対処していた。
ヴィーゴを助けるべく、ロボット整備士・ラコは整備途中の機で飛び立つが、危機一髪の状況に陥っていた。
一瞬の閃光ののち、破損激しいラコの機はデブリを海面まで移動させ事なきを得るが、ラコは意識を失ってしまう。
昏睡状態のラコは、意識の中でヨウと出会うー。
ヨウとラコの出会いの意味とは
そして、ふたりでひとつ、のヨウとラコに待ち受ける運命とは
【作品情報】
監督:静野孔文
キャラクターデザイン:貞本義行
原作 星と翼のパラドクス © SQUARE ENIX/SUNRISE © ASONE 製作委員会
公式サイト
公式X
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【了】