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一線級のアニメーターたちが集結ー映像の魅力

© 1984 Studio Ghibli・H
© 1984 Studio GhibliH

本作の制作には、作画監督の小松原一男(劇場版『銀河鉄道999』)をはじめ、美術監督の中村光毅(『機動戦士ガンダム』)、なかむらたかし(『幻魔大戦』)、鍋島修(『機動戦士ガンダム』)、金田伊功(劇場版『銀河鉄道999』『機動戦士ガンダム』)ら、当時のアニメブームを支えたアニメーターたちが集結している。

中村は、腐海をはじめとする背景の作画を担当。彩色した背景画を水でぼかし、神秘的な腐海を表現している。また、「金田パース」と呼ばれる誇張された構図を特徴とする金田は、アスベルによる飛行船団の爆破シーンなどを担当。アクロバティックな構図で躍動感をプラスしている(金田はその後1997年の『もののけ姫』までスタジオジブリの作画を担当)。

また、本作では、腐り落ちる巨神兵の身体や迫りくる王蟲など、生き物のグロテスクな表現が特徴的。特に王蟲の登場シーンでは、躍動感と重量感を表現するため、セル画にグラデーションを付けて絵画的に表現する「ハーモニー処理」という技術が用いられるとともに、パーツをゴムで繋いで伸縮させるゴムマルチという方法で撮影されている。

さて、最後に、本作の作画には『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年~)シリーズで知られる庵野秀明も参加していることを付け加えておきたい。

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