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キングダム 【ネタバレあり】あらすじ

信は漂を利用した嬴政に憎しみを抱く。そんな中、成蟜率いる軍隊が来襲。敵の刺客・朱凶(深水元基)は嬴政を追い詰めるが、そこに立ちはだかったのは信である。

朱凶は漂を殺した張本人だ。信は激闘の末、朱凶を倒し、漂の仇を討つことに成功。その後、信と嬴政は不思議な少女・河了貂(橋本環奈)のサポートを受け、村から脱出する。

なりゆきで助ける形となったものの、信は嬴政への恨みを忘れていない。しかし、漂がみずから進んで影武者を志願したことが判明すると、抱いていた敵意は次第に薄れていく。信は敵の奇襲によって毒を浴び、重傷を負う。嬴政はそんな彼を背中でおぶり、味方の待つ場所に歩みを進めるのだった。

嬴政、信、河了貂の3人は古い楼閣にたどり着き、昌文君と合流する。信は治療によって意識を取り戻した。

昌文君の部下・壁(満島真之介)によると、成蟜軍の襲撃によって混乱する中、漂は元下僕とは思えぬほどの統率力と見事な戦いっぷりで自軍を鼓舞したという。信はその話を聞き、漂の意志を継いで、嬴政軍の力になることを誓う。

成蟜軍との戦争を控える嬴政軍だが、いかんせん兵力が圧倒的に足りない。嬴政は山奥に住む「山の民」を味方につけて、戦争を乗り切ろうと画策。「山の民」を説得するために彼らの住処を訪れるが、交渉は決裂する。

「山の民」はかつて「平地の民」から迫害を受けた過去を持ち、未だに恨んでいたのだ。しかし、嬴政による「中華統一」の壮大な野望と、割って入った信の言葉によって「山の民」の王・楊端和(長澤まさみ)を感服させる。信の尽力もあり、嬴政軍と「山の民」はタッグチームを組むことになった。

嬴政軍は「山の民」の仮面を被り、楊端和の部下のフリをして、成蟜が統治する咸陽のアジトに侵入。門を抜けると一斉に仮面を取り、全面戦争になだれ込んでいく。

嬴政と楊端和は入り口付近で敵兵相手に剣を振るい、その隙に信は建物内に潜入すると、成蟜の首を獲るべく突き進んでいく。巨体の兵士・ランカイ(阿見201)との勝負に苦戦しつつも粘り勝ち、ついに成蟜のいる本殿に到着した。

成蟜の傍らには凄腕の剣客・左慈(坂口拓)がいる。信は左慈に圧倒されるが、追い詰められたことで眠っていたポテンシャルが爆発し、見事に勝利。予期していなかった左慈の敗北を受け、恐れをなした成蟜はその場から逃亡する。

一方、多勢の敵を相手に奮闘する嬴政と楊端和だったが、徐々に劣勢を強いられていく。そんな中、大将軍・王騎(大沢たかお)率いる軍が突然現れる。

嬴政は王騎に対し「将来必ず中国全土を統一する」と高らかに宣言。王騎は嬴政の心意気を高く評価すると、嬴政軍の味方につき、形勢は一気に逆転。嬴政軍は成蟜軍に勝利を収めるのだった。

信と嬴政が再会を喜んでいると、腰砕けとなった成蟜がその場に現れる。嬴政は成蟜に一発拳を食らわすと、残りの敵兵たちに向かって、「命を奪うことはしない」と語りかける。

こうして信は嬴政と共に「中華統一」という夢に向かって走り出すのだった。

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