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「ちょっとだけ役者として成長したかな」
印象に残ったシーンを語る

写真:宮城夏子
写真宮城夏子

―――共演者の多くは同年代なわけですが、やりやすかったですか?

「はい。本当に周囲に助けられながら!特に恵麻役の糸瀬七葉さんとは、同じ名古屋出身ということもあり、プライベートの話もしたり、一緒に帰ったり、交流を深めることができました。ずっと宿に閉じこもって撮影していて、ちょうど、サッカーワールドカップの期間中ということもあり、みんなで鑑賞して盛り上がったり。本当に修学旅行さながらの雰囲気でしたね(笑)」

―――楽しそうですね!

「監督とはリサが発する“ツッコミ”について意見をすり合わせました。こう言った方がいい、ああ言った方がいいという、『ツッコミあるある』を話し合ったりもして。あと、みんなでキャラクター相関図を作って、各々の関係性を深掘りするなどディスカッションもしました」

―――現在もプライベートで交流はあるのですか?

「残念ながらなくて 。…でも、完成披露で会えるのが楽しみなんです(取材時は2023年5月)。みんなの変化もそれこそ観察したいですし(笑)。言ってみれば同窓会ですよね。そこから、また交流が生まれるかもしれませんし」

―――ご自身が出演している中で、印象的なシーンはありますか?

「ええと、殺し屋である綾乃と2人で会話をするシーンですね。リサの本音が出ていて、それまでのリサとは違った表情を見せることができたと思います。

もっとアップで撮りたいと言っていただけて、嬉しかったです。生意気ですが、ちょっとだけ役者として成長したかなと思えた瞬間でした(笑)」

―――自分が出演していないシーンで印象的だったのは?

「恵麻が、ぶっきらぼうにオラオラな感じで電話しながら、温泉宿の中を歩いているシーンですかね。演じる糸瀬さんは、1つ上なのですが、普段は本当に優しいお姉さんなんですよ(笑)! でも、一旦、役のスイッチが入ると、別人格になる。そのプロ意識も凄いですし、そもそも、大金をいきなり奪ってくるようなアクセントの強いキャラである恵麻を、さらに孤高の存在に仕上げた演技力には、脱帽です!」

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