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「次回作では、お笑い芸人を題材にした映画を撮りたい」
コメディシーンへのこだわり

撮影:宮城夏子
撮影宮城夏子

―――コメディ と言えば、川上監督は、お笑い芸人を好きではないですか?―今作を観て、すごく感じたのですが。

「ああ!それは、本当にその通りです! お笑い大好きです!!大阪の『baseよしもと』のライブにも、若いころからよく通っていましたし。次回作では、お笑い芸人を題材にした映画を撮りたいとも思っているんですよ~」

―――やはり! 例えば、女子高生組の美宇(大熊杏優)と禁断の付き合いをしている教師・渡辺(小越勇輝)を中心に、ヤクザの愛人・綾乃(星れいら)をはじめ数人のキャラクターたちによる、勘違いのやりとりも見ものです。アンジャッシュの擦れ違いコントを彷彿とさせたのですが。

「いや~、見抜かれてしまいましたね(笑)。そこは、フォーマットとしてすごく影響を受けました!」

―――あの一連の場面は、ギャグパートとして、すごく秀逸だと思いました。渡辺、何回、勘違いしてんだよと(笑)。

「ありがとうございます! ある意味、一番、熱を入れたかもしれませんね(笑)」

―――小越勇輝さんは『人狼ゲーム デスゲームの運営人』では主演を務められていました。シリーズにも出演されていますね。

「本当に今回の役は、これまで演じてこられた役柄とは違い、女性陣に殴られてばかりで、ごめんなさいという感じです(笑)。でも、コメディリリーフをやり切ってくれた小越さんの役作りにより、彼の新たな魅力が出たのではという自負はありますね」

―――さらに、ヤクザの愛人で札束を持ち逃げするという、綾乃役の星れいらさんも、『人狼ゲーム デスゲームの運営人』シリーズに出演しされていますね。

「彼女は、前作同様、女子高生役のオーディションを受けに来てくれたのですが、丁度、ヤクザの愛人役のオーディション枠に空きが出たので、試しに演じてもらったんです。そしたら、ほかのどの方よりもコメディとしての、笑える演技をしっかりと見せてくださって。現在の実年齢的にも、ぴったりだなと思いまして。怪我の功名とはこのことだなと(笑)た」

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