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間宮祥太朗(稀咲鉄太)は序盤は違和感があったが…。

稀咲役の間宮祥太朗
稀咲役の間宮祥太朗Getty Images

初登場シーンは『1』の冒頭。大人時代の稀咲として、まず登場する。はっきり言ってこっちのスーツ姿が似合いすぎていて、『1』で、数シーン10代の頃の特攻服姿で登場するが、この時点でかなり違和感があった。

『運命』では10代の頃の稀咲がクローズアップされる。しかし、彼のパートが中心になると、当初の違和感は完全に消え、むしろ大人となった彼の姿を忘れるほどの名ヴィランぶりを堪能できる。稀咲は東卍を乗っ取るためバルハラから東卍に移籍する。ヒナの姿を視線で追うシーンは原作にはない。このシーンでみせる鋭い眼差しは鳥肌ものだ。

また、『-決戦-』のバルハラとの最終決戦で、「参番隊は、総長を守る!」と、あえて高らかに宣言し、自分を怪しんでいる東卍のメンバーにあくまで自分も東卍の一員だとアピールするのだが、この場面における「裏切者が堂々たる態度を取っている」だけなのに、なぜか風格がある間宮の芝居は、なかなかの迫力である。

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