ハウルの動く城【ネタバレあり】あらすじ
それからソフィーは掃除婦として城に住むことになり、城に住むハウルの弟子のマルクル、カルシファー、ハウル、ソフィーの新しい生活が始まった。
その頃、国は隣国との戦争の真っ只中だった。王に仕える魔法使いのマダム・サリマンは、ハウルに戦争に参加するように求めていた。戦争を嫌うハウルはその通達を無視し続けていたが、恐れを知らないソフィーに、自分の代わりに宮廷に行って断ってもらうように頼む。
宮廷に行くことになったソフィーは、同じく国王に会いにきた荒地の魔女と遭遇する。そこで荒地の魔女は魔力を奪われ、若さを保てずに普通の老婆に戻ってしまう。ハウルが戦争に協力しないのならば、魔力を奪ってしまうと言うサリマンに、ソフィーは抵抗していた。そこへ、国王に変装したハウルが迎えにくると、サリマンはとてつもなく大きな魔力で、ハウルやソフィーを襲った。
魔力を奪われ普通のおばあさんになってしまった荒地の魔女と、サリマンの遣いの犬・ヒンも加え、なんとか逃げ出したソフィーとハウル。その後も追いかけてくるサリマンから逃れるため、ハウルは魔法でソフィーの帽子屋と城を行き来できるようにし、また新しい生活を始めたのであった。
だが空には戦闘機が飛び、町は空襲を受けていた。ハウルはソフィーを守るために戦争に行ってしまう。ソフィーは戦ってはダメだと止めるが、ハウルは固い意志を持って戦いに出るのであった。ソフィーは自分が町にいることでハウルが戦いに行ってしまうならこの場を離れると決意し、カルシファーに自分の髪の毛を差し出して城を動かし始める。
その時、カルシファーがハウルの心臓を持っていることに気づいた荒地の魔女は、カルシファーに触れて全身を炎で包まれてしまう。それを見たソフィーは慌てて2人に水をかけてしまった。すると、カルシファーの魔力で支えられていた城はみるみるうちに崩壊してしまい、ソフィーは崩れた城とともに谷底へ落ちてしまうが、そこに落ちたドアが過去の世界に繋がっていることを発見する。その先で、子供の頃のハウルを見つけ、カルシファーとハウルの契約の秘密を知る。
現実の世界に戻ったソフィーはハウルへ心臓を戻すと、カルシファーは流星に戻り、自由になった。カルシファーの魔力を失った城はバランスを崩して谷へ落ちそうになるが、カブが身を呈してみんなを助け、ソフィーはお礼にカブへキスをする。すると、カブにかかっていた“愛する者にキスをされるまで解けない呪い”が解け、元の人間の姿に戻ると、隣国の王子であったことがわかった。
カブは国に戻り、戦争を終わらせると言い、ヒンを通してその様子を見ていたサリマンも、戦争を終わらせることを決意する。自由になったカルシファーは、やはりみんなと一緒にいたいと言い、帰ってきた。新しい城でハウルとソフィーはキスをした。