橋本環奈(河了貂)は振り切った芝居で原作ファンから愛される
山民族の一つ梟鳴(きゅうめい)族の末裔であり、鳥頭の蓑(みの)を被っており、素顔を節々で見せる。どちらの姿もかわいらしい。後に、信率いる飛信隊軍師となり、抜群の頭のキレと戦況を読むセンスを発揮し、仲間を勝利に導く存在となる。
この小さくてマスコット的なキャラクターに、橋本環奈をキャスティングした制作陣のセンスは素晴らしく、「よくやってくれた!」の一言。鳥頭の蓑をまとい、ちょこまかと歩き回る姿を再現する、身長152㎝の橋本環奈の芝居からは、可愛らしさと共に、後方から仲間を見守るどっしりとした存在感が見受けられる。
吉沢亮と同じく、橋本環奈もまた、数多くの漫画実写化作品に出演。たとえば実写映画『銀魂』ではヒロインの「神楽」役を好演。変顔や嘔吐をシーンも平気でこなすなど、振り切った芝居で原作キャラを体現しつつ、何よりも自身が楽しんで演じているのがよく伝わるところが、原作ファンからも愛される由縁ではないだろうか。