映画『真夏の方程式』完成度の高いミステリー。「ガリレオ」史上最も切ないクライマックスは必見!<あらすじ、ネタバレ>
text by 編集部
イラスト:naomi.k
映画『真夏の方程式』完成度の高いミステリー。「ガリレオ」史上最も切ないクライマックスは必見!<あらすじ、ネタバレ>
映画「真夏の方程式」の【あらすじ】、【ネタバレありあらすじ】を紹介。東野圭吾原作の同名ベストセラーを、西谷弘監督、福山雅治主演で映画化。架空の港町・玻璃ヶ浦を舞台にした本格ミステリー。不可解な殺人事件とともに、湯川と環境保護活動家・成美(杏)との対立も描く、シリーズ屈指の問題作!
映画『真夏の方程式』のあらすじ
天才物理学者の湯川学(福山雅治)は、美しい海辺の町・玻璃ヶ浦を訪れる。町では環境開発が進行中。開発推進派と反対派が対立する中、湯川は中立の立場であるアドバイザーとして、説明会に招かれたのだった。
説明会では推進派と反対派が激論を闘わせ、議論は平行線を辿る。湯川の宿泊先である「緑岩荘」のオーナーは開発反対派の中核を担う、川畑成美(杏)だ。彼女は環境保護活動家としての顔を持っている。
湯川は旅館で10歳の少年・恭平と出会う。恭平は成美の従兄弟であり、夏休みの間だけ「緑岩荘」に遊びに訪れていた。湯川と恭平は玻璃ヶ浦行きの電車内で一度顔を合わせており、すぐに打ち解ける。
湯川が町を訪れた翌日、海岸から1人の男の遺体が発見された。遺体の身元は、元刑事・塚原正次(塩見三省)である。彼は15年前に起きたホステス殺人事件を調査しており、犯人の仙波英俊(白竜)の行方を追って町を訪れていた。仙波は7年の刑に服して出所後、行方不明。彼の出身は玻璃ヶ浦である。塚原は真犯人が他にいると勘ぐっていたのだった。
当初、塚本の死因は崖から足を滑らせたことによる転落死と見なされていた。しかし、解剖の結果、何者かによって、一酸化炭素を用いて殺害されていたことが判明する。
警視庁は女性刑事の岸谷美砂(吉高由里子)を町に派遣。湯川は岸谷から依頼を受け、事件の真相を暴くために捜査に協力する。
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