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橋本愛が2年連続でアンバサダーに就任! 第 35 回東京国際映画祭ラインナップ発表。オープニング作品は二宮和也主演映画

text by 編集部
©2022映画ラーゲリより愛を込めて製作委員会 ©1989清水香子

開催まで約1カ月に迫った、第35回東京国際映画祭。先だって行われた記者会見では今年の上映作品とともに、女優の橋本愛が映画祭の顔であるアンバサダーを務めることが発表された。オープニング作品では、瀬々敬久監督と二宮和也がタッグを組んだ戦争ドラマ『ラーゲリより愛を込めて』の上映が決定。見どころ盛り沢山の祭典になりそうだ。

今年は上映会場と上映作品を大幅に拡大。東京国際映画祭の飛躍の年に

今年は、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて会場が大幅拡大、初の会場となる東京宝塚劇場でオープニングセレモニーを行い、レッドカーペットが復活する。

TOHOシネマズ日比谷、丸の内TOEI、丸の内ピカデリーと大型劇場が上映劇場に加わったことで、主要9部門での上映本数も昨年の86本から大幅に増加し、110本の上映が決定。2022年は東京国際映画祭がさらなる飛躍を遂げる年になりそうだ。

アンバサダーは今年も橋本愛! 「世界をよりよくするお手伝いを映画を通してしていきたい」

東京国際映画祭のアンバサダーに就任した橋本愛©2022 TIFF

第35回東京国際映画祭のフェスティバル・アンバサダーに任命されたのは、女優の橋本愛。昨年に引き続き、2年連続で大役をつとめる。

昨今、映画界ではハラスメントや労働環境の問題がクローズアップされる機会が多い。そうした状況を踏まえ、今年は「今の日本の映画界の課題について、自分の気持ちをお話しできたらなと思っています」と語り、問題の根元には世代間の溝があるのではないかと指摘。

「上の世代の方々が積み重ねてきたものを大事にしようという姿勢はすばらしいものだが、下の世代や若い人の声をちゃんと聞こうという、お互いの声を聞くことが、これかのモノづくりにおいてはすごく大事なんじゃないかと思いました」と、言葉を丁寧に選びながら、私見を述べた。

さらに、世界中の映画と作り手が一堂に会す国際映画祭という場は、日本国内では未だ理解が浅いままにとどまっている、LGBT+Qや環境問題への意識を深めるきっかけにもなる。

映画は歴史や伝統を伝えていくという役割に加え、「そこからこぼれ落ちてしまう人がたくさんいて、その人たちの苦しみや悲しみに寄り添うことができる」存在でもあると語り、「そういった存在で助け合いながら、世界をよりよくするお手伝いを映画を通してしていきたい」と言葉を繋いだ。

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