思わぬこぼれ話が飛び出すトークイベント
会場で配布された「やすまるだし」の出汁。写真:司馬宙
会場は、東京都港区にある、とあるイベントスペース。会場はほぼ満席で、中には『友近サスペンス劇場』の出演者や、テレビでよく見る有名人の姿もあり、思わず顔が綻んでしまう。
そして、なんといっても嬉しいのが、来場者全員に配布された「やすまるだし」の出汁だろう。そう、捜査に没頭する黛京子が、作中でお茶と間違えて飲んでしまう、『友近サスペンス劇場』の視聴者にはおなじみのあの出汁だ。主催者の粋な計らいに、思わず胸が高鳴ってしまう。
そして、定刻になり、監督に引き連れられてあの2人が登壇する。黛京子役の友近と、奥野茂役のモグライダー芝大輔だ。劇中と全く同じ格好で登場した2人に、会場が一気に沸く。
「YouTubeでここまで取り上げられるのはすごい快挙」と語る友近は、早速、衣装のショルダーバッグについての秘密を披露してくれる。
「座るとやっぱり下っ腹がバンッと出るんですよ(笑)。そうするとこのバッグが横を全部隠してくれるから、横のシーンは必ずこれを持ってます」
思わぬこぼれ話に笑いが漏れる客席。会場があったまったところで、イベントの目玉となる『友近サスペンス劇場』の解説付き上映会が幕を開ける。