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63歳の父親の再婚相手は20歳!?
彼女が欲しかったものとは…?

©2024映画「あまろっく」製作委員会
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そこから8年、39歳となった優子は、実家でニート生活を送っていた。そこに突然、竜太郎が再婚すると言って、20歳の早希(中条あやみ)を連れてくる。年下の早希を新しい母とは認めたくない優子は、事あるごとに早希に反発し、いさかいが絶えない。

近松家がピリついた雰囲気の中、悲劇が起きる。健康のためにジョギングを始めた竜太郎が倒れ、そのまま亡くなってしまったのだ。

葬儀を終え、優子と早希が話し合う。優子は、まだ若い早希に、近松家から出て、自分の人生を生きるよう勧める。しかし早希は、竜太郎の遺志を継ぎ、鉄工所の新社長として近松家に残ると告げる。さらに早希は、竜太郎との子どもを身籠っていたのだ。

一方、優子にも、人生のターニングポイントを迎えようとしていた。一度はお見合いを断った、大手プラント企業勤務のエリートサラリーマン、南雲広樹(中林大樹)からアプローチを受け、デートを重ねていく。そして、突然のプロポーズを受けるのだ。

しかし、そのプロポーズには問題も含まれていた。南雲はアブダビへの転勤が決まり、優子に同行してもらいたいというのだ。それは、身重の早希を独り残し、近松家を後にするということを意味する。

悩み抜いた末、優子が近松家の自宅と鉄工所を売りに出すことを決意する。既に不動産会社との契約書を作成し、後は早希の署名捺印を待つだけだが、早希はその提案を断固として拒否する。

竜太郎、優子、生まれてくる子ども、そして鉄工所の社員たちという「家族」を壊したくなかったのだ。そして早希は優子に、自身の不幸な生い立ちを語り出す。近松家は早希にとって、人生で初めて得た「家族」だったのだ。

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