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清澄と共鳴する川西拓実の部分とはー。

©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
©むつき潤小学館バジーノイズ製作委員会

なぜここまで川西は、清澄を自然に演じられたのだろう? それはもちろん大前提として彼の演技力があってこそだが、それだけではないと思う。川西は本作についてのインタビューで度々、「自分と清澄は似ている部分がある」と語っている。「清澄のように殻に閉じこもっていた時期があった」と。

しかし、「JO1のメンバーと出会って変わった」と明かしていた。

それって、信頼できる仲間たちと出会い変わっていった清澄と、まんまリンクしているではないか。清澄は潮との出会いをきっかけに、レコード会社に勤める航太郎(井之脇海)や、ベーシストの陸(柳俊太郎)と出会う。彼らは清澄のもとへ集まり、切磋琢磨して納得のいく音楽を作っていく。

そんな清澄と同じように、川西もJO1のメンバーと出会い、信頼関係を築き、大好きな音楽を、ライブを作り続けている。共鳴しあう部分があったからこそ、あそこまで完璧に清澄を創り上げることができたのではないだろうか。

また、山田実プロデューサーは、「音楽を好きではないキャストが演じるのは絶対に違うと考えた時、川西拓実さんのある姿を思い出しました」と、キャスティングについて語っていた。JO1の公式YouTubeにて自分たちで曲を作るコンテンツを見て、恥ずかしそうに「ちょっと聴いてみてください」と話す川西が、清澄のイメージと重なったのだそう。

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