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学園ドラマから本格アクションまで
俳優・亀梨和也の出演作を振り返り

亀梨和也【Getty Images】
亀梨和也Getty Images

 

まず、主演である亀梨和也がこれまで出演した作品を振り返ってみよう。

1999年放送『3年B組金八先生 第5シリーズ』(TBS系)で初めて連続ドラマに出演して以降、2005年『ごくせん』第2シリーズ(日本テレビ系)、『金田一少年の事件簿』シリーズ「吸血鬼伝説殺人事件」(日本テレビ系)で3代目金田一一を受け継ぐなど、先輩から続く伝統の作品に相次いで出演。同年には主題歌「青春アミーゴ」も大ヒットを飛ばした『野ブタ。をプロデュース 』(日本テレビ系)でも主演を務めるなど、様々な学園ドラマに出演した。

一口に高校生役と言っても、『ごくせん』では一匹狼のような孤高の雰囲気をまといながらも仲間想いの不良生徒を、『金田一少年の事件簿』では、原作漫画や、過去、先輩たちが演じてきたどの金田一一とも違う新たな金田一一像を打ち立てるなど、その頃から幅広い演技力の片鱗を既に見せていた。

2006年には『サプリ』(フジテレビ系)、『たったひとつの恋 』(日本テレビ系)などラブストーリーでも存在感を放った。

ドラマに限らず映画にも積極的で、初の単独主演映画は2013年2月公開の映画『俺俺』。同作で亀梨はなんと、33人に分身した主人公を1人で演じ分けることに挑戦した。公開イベントで亀梨は「演じることのリミッターを外すことができた」と振り返っていたが、作品を重ねるごとに芝居の幅を広げていく。2015年公開の映画『ジョーカー・ゲーム』では本格アクション、2020年には映画『事故物件 恐い間取り』でホラー映画にも挑戦した。

近年では、アクションにも積極的で、前述の『ジョーカー・ゲーム』をはじめ、2021年3月期放送『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)でも本格アクションを披露。アクション監督の下村勇二氏からは、当初1、2話ほどの予定だと伝えられていたが、反響があったためアクションシーンが増えたのだという。

また、敵として対峙する役がアクション俳優のTAK∴(坂口拓)であることからも、いかに“ガチ”だったかがよくわかるエピソードだ。このように、ドラマ、映画と様々なジャンルに挑戦しては、視聴者を新たな物語の世界へと誘ってくれたのが亀梨和也という俳優だ。

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