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ufotableの”全集中”

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
C吾峠呼世晴集英社アニプレックスufotable

ufotableはもともと『Fate』(2011~)や『空の境界』(2007~2013)などの人気シリーズを作っていた制作会社 だが、2010年代前半ごろはあくまで「アニメオタクは知っている」くらいの知名度だった。

それが全国区になったのは間違いなく『鬼滅の刃』からである。第1シリーズから「作画力」「CG力」「発想力」「表現力」など、どの点においても舌を巻くクオリティだった。

その背景にはCG、撮影、美術、彩色といった幅広いセクションを内製化しているufotableのリソースのたくましさがある。 ちなみにufotableは2019年以降、ほぼ『鬼滅の刃』の仕事しか受けていない。リソースをフルで投下しているからこそ、このクオリティを出せるのだろう。

「他の作品を受けない=他社作品との関係性を構築できない」というデメリットもある。経営的にリスクも伴う選択だ。それでも鬼滅の刃に”全集中”する覚悟。ここがすごい。

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