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怪盗キッドを語るに欠かせないエピソード

©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 2024
©青山剛昌小学館読売テレビTMS 2024

二つ目は怪盗キッドを目の敵にする鈴木次郎吉(72)が初めて登場した回で、2004年に放送されたアニメ第356話『怪盗キッドの驚異空中歩行』というエピソードだ。

鈴木次郎吉は鈴木財閥の相談役であり、怪盗キッドに対して異常なまでに対抗心を燃やす人物である。怪盗キッドはビッグジュエルと呼ばれる宝石を狙う怪盗となっているが、鈴木次郎吉は怪盗キッドを捕らえるためにわざわざビッグジュエルを毎度用意するというのが定番になっていく。

また、このエピソードでは怪盗キッドに手下がいることが発覚する話でもあり、怪盗キッドを知る上では欠かすことのできないエピソードだ。鈴木次郎吉は金に糸目を付けずに厳重な警戒態勢を敷いており、怪盗キッドに対して絶対の自信を見せていた。

ところが、キッドは空中に突如現れ、歩いて盗みに来るという離れ業をやってのけたのだ。これには次郎吉だけでなく、コナンや警察も圧倒されてしまった。

空中を歩くという、強烈なインパクトを視聴者にも与えたエピソードである。コナンはキッドのトリックに気づけずにいたが、徐々に不審な点に気づいてゆきキッドの狙いを見破り、宝石を守り抜くことに成功する。

次郎吉は怪盗キッドを捕らえようと意気込んでいたが、キッドに対抗できるのはやはりコナンしかいなかったのだ。

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