映画『みんなのいえ』【ネタバレあり】あらすじ
2人はなんとか図面完成に漕ぎ着け、建築がはじまる。しかし、現場では、柳沢の主張がことごとく無視され、妥協ばかりを強いられることに。
一方、柳沢が求めるタイルが昔の建築に使われていたものであることを知った長一郎は、柳沢を見直し、柳沢がデザインした店で話をして打ち解けようと試みる。
しかし、すでに時遅し。我慢の限界に達していた柳沢は、新居の壁にペンキをぶちまけ、現場を追い出されてしまう。
そんな中、建設中の飯島夫妻の家に、大嵐がやってきて、長一郎が現場を点検しに行く。するとそこには、柳沢の姿があった。その後、心配した直介も現場にやってくるが、帰る途中で柳沢の車と接触事故を起こしてしまう。
衝撃で横転する柳沢の車。幸い大事には至らなかったものの、修理を依頼されていた200万円相当のエドワーディアン式家具が破損してしまう。
投げやりになる柳沢。そんな彼を長一郎と直介がなだめ、家具の修復作業を始める。そして、長一郎は熟練の職人技で見事に家具を修復。実は似たもの同士の2人は和解し、天井裏に墨壷と万年筆、そして夫妻の写真を置いて現場を後にする。
その後、飯島夫妻の家は無事に完成。お披露目会には、多くの来客が訪れ、夫妻も顔をほころばせる。そんな中、宴席を抜け出した柳沢と長一郎は、「いい家になったな」と互いの労をねぎらい、「ドアを外開きにされた」「和室は広すぎた」などと愚痴りあう。
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