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義辰の財産10億円をめぐる闘い

映画 マイホームヒーロー
©2024 映画マイホームヒーロー製作委員会

哲雄家には長男も生まれ、零花は警察官となり、強行犯捜査の第一線である捜査一課に配属されていた。台風による土砂崩れによって、哲雄がかつて御後山に埋めた義辰の死体が発見されてしまう。

居ても立っても居られなくなった哲雄は車を走らせ、御後山の土砂崩れ現場を見に行き、そこでマル暴刑事である安元浩司(立川談春)と出会う。

安元は、見つかった死体が、義辰のものという情報をつかんでいたために派遣されたのだった。哲雄は安元に「バードウォッチングに来ました」などと、見え透いた嘘をついて、その場をやり過ごすが、安元は、この遺体に哲雄が関わっていたことを確信する。

捜査本部が立ち上がるが、哲雄も“事件関係者”と目されていたため、その娘である零花は捜査から外されてしまう。さらに、当の零花も、父に疑いの目を向け始める。

一方、死体とともに消えた、義辰の財産10億円の行方を追っていた半グレ集団「間野会」のボス・志野寛治(津田健次郎)は、哲雄に狙いを付ける。志野はその凶暴な性格とカリスマ性から、死んだ義辰の後を継いで、窪(音尾琢真)や竹田(淵上泰史)を差し置いて、トップの座に就いていた。

手始めに志野は、窪を使って鳥栖の自宅を爆破する。その直前に哲雄が暗示めいたメールを受信しており、消火器を用意していたため、命は助かったものの、一家の思い出の品々はほとんど燃えてしまった。しかし、これは闘いの始まりを告げるゴングでしかなかった。

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