ホーム » 投稿 » 日本映画 » 配信作品 » 「ん?どういうこと?」ツッコミどころ満載…その意味は? 橋本環奈主演『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』考察&評価 » Page 2

おとぎ話が一転
死体を隠すミステリーへと変貌

netflix original映画赤ずきん旅の途中で死体と出会う

流された靴を捜していた赤ずきんは、かわいがっていた鳩のお墓を作り、埋葬していた後のシンデレラと出会うこととなる。

この後、またいきなり魔女・バーバラとその姪であるテクラ(桐谷美玲)が現われ、2人はバーバラの魔法でドレスアップ。加えてテクラの魔法でガラスの靴を与えられ、一気に全身綺麗になる。

そして、シンデレラが「醜い」という理由で義母・義姉たちに連れていかれなかった憧れの王子(岩田剛典)の伴侶捜しが開かれるという王宮の舞踏会へと行こうとするが、その話に「私も行きたい! 」と赤ずきんも乗っかってくる。

二人はかぼちゃの馬車に乗り、胸を弾ませながら出発するのであるが、なんと途中で突如飛び込んできた人を轢き、殺してしまう。

運転していたのは、黒ネズミの御者なわけだが、右往左往するシンデレラと赤ずきん。結局、赤ずきんの発案により、森の中に死体を隠すことにする。

…と、ここまでが赤ずきんとシンデレラの出会いと予期せぬハプニングの一連の流れだ。そもそもが童話がモチーフであり、いきなり魔女が出てきたりと、ご都合主義であることは百も承知。しかしここでは、その後の展開が「解りにくいことこの上ない」ことにフォーカスして筆を進めていきたい。

1 2 3 4 5 6
error: Content is protected !!