幽霊が生身すぎる…。
原作未読の人には伝わらぬ表現
上々の走り出しだと言っていい第一話だが、看過できない残念なポイントが少なからずあったのも事実だ。
たとえば、幽助がぼたんと共に、幽霊として人間界を徘徊するシーンには、もう少しCG処理をしてほしかった。生身の姿のままなので、人間からは見えないはずの彼らの特異な存在感が上手く表現されていないと感じてしまった。原作未読の方々は困惑したのではないか。
また、実写版で町田啓太が演じたコエンマは、原作では、元々おしゃぶりを咥えた幼児の姿で登場し、人間界に降臨した際に、初めてイケメン青年の姿となる。
イケメンに様変わりした後も“おしゃぶりを咥えたまま”というギャップが面白いのだが、本作では最初から青年の状態で登場するので、原作未読の方からすれば、「なんで、こいつ、おしゃぶり咥えているの?」という疑問に駆られるのではないかと、つい余計なお世話を焼いてしまいたくなる。
(文・ZAKKY)
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