乃木が見抜いたテントの“本業”とは?
まず乃木に与えられた仕事は、テントの経理だったのだが、収支報告書を見た乃木は、テントの“本業”を知ることになる。その内容とは、依頼されてのテロ、暗殺、誘拐などであった。
乃木はここで、テントそのものにはテロを起こす大義などなく、全ては金のために動く民間軍事会社だと理解する。その後、兵士の養成場を視察させられる乃木。そこで自らの推論が間違っていなかったと確信する。
さらに別の日に向かったのは、テントがその潤沢な資金をつぎ込む児童養護施設(孤児院)だった。そこで、ベキとノコルが子どもたちから熱烈な歓迎を受け、愛し愛されている姿を、乃木は目にするが、それでもなお、テントが手掛ける事業は他にもあると、疑心暗鬼に陥る。
訪問先の孤児院で、責任者の安田(音尾琢真)が食糧難を訴え、ベキは一旦、食料の納入を増やすことを了承するが、乃木は、手に持つだけで正確に重量を計算できる特技を生かし、安田のウソを見破る。
案の定、安田は食料を勝手にストックし、海外に売りさばき、私腹を肥やしていたことが分かる。この一件で、乃木はベキの信頼を勝ち取ることに成功する。