乃木の別人格である「F」が登場しなくなったのはなぜか
第8話のラストでは、テントが事業を拡大し、土地購入費が年を追って増え続けていることに気付く乃木。さらに第9話予告では、ベキが乃木に対し「我々を欺き、お前は別班としてここに来た」と吐き捨てられ、縄で縛られる乃木の姿が映し出されている。
乃木は別班のみならず、テントをも裏切るのか。仮にそうだとしたならば、テントの正体を知ってしまった乃木の運命はどうなるのか。目が離せない展開となっている。
さらに気になる点として、第8話から、乃木の別人格である「F」が登場しなくなった点が挙げられる。乃木がテントに一員となった時点で、乃木と「F」は“一体化”してしまったのだろうか…。
さらに、野崎守(阿部寛)ら公安の動き、薫や“奇跡の少女”ジャミーンとの関係、乃木が足繫く通った神田明神の祠、別班の生き残りの黒須の行方、乃木の母親である明美の存在とその後、そして何よりも、未だに憶測でしか語られてこなかった「VIVANT」の言葉の意味など、あらゆるところに未回収の伏線が張られているストーリー展開に、これらの謎は最終回までに解き明かされるのかが見どころだ。
(文・寺島武志)
【関連記事】
タイトルの意味は? 堺雅人の正体はまさかの…? ドラマ『VIVANT』前半戦の謎を徹底考察&1〜5話あらすじ解説
アラフォー世代がどハマり…その理由は? ドラマ『真夏のシンデレラ』徹底考察。胸キュンセリフ&前半のあらすじを解説
大爆死!大赤字の日本映画…史上最低の失敗作5選。莫大な製作費を回収しきれなかった歴史に残る駄作をセレクト