映画『セブン』【ネタバレあり】あらすじ
デビッドとウィリアムはレストランで食事をする。デビッドはトレイシーが妊娠していることをウィリアムに告げる。それに対してウィリアムは、かつて自分も愛する女性がおり、子供を授かったが、こんな救いのない世界に生み落とすのが不憫に思い、堕胎させることにしたと語るのだった。
次なる事件に備える2人は、図書館の貸し出し記録を調べる。「七つの大罪」に関する書物を借りていたジョン・ドゥ(ケヴィン・スペイシー)という男が容疑者に浮上。ジョンは警察の取り調べを拒否し、発砲で応じる。
デビッドはジョンを追い詰めるが、隙を突かれ、頭に拳銃を突きつけられてしまう。絶体絶命かと思われたが、ジョンは引き金を引かずに逃走。デビッドは九死に一生を得る。ジョンの部屋には3人の被害者の写真があり、彼が犯人だと断定される。
それから続け様に2つの殺人事件が起こる。最初の被害者は若い娼婦。部屋には「肉欲」という文字が書かれてある。2番目の被害者はモデルを生業とする美女であり、遺体と共に「高慢」のメモが発見される。
「七つの大罪」のうちで残るのは「嫉妬」と「憤怒」である。そんな中、ジョンが血だらけの格好で警察署に出頭してくる。ジョンはウィリアムとデビッドに対し、残り2つの死体がある場所に連れていくと言う。
ウィリアムとデビッドはジョンの指示に従い、3人で荒野に赴く。だだっ広い荒野に佇んでいると、宅配トラックがやってきて、段ボール箱を置いて去っていく。ウィリアムが箱を開けると、そこには妻・トレイシーの生首が入っている。ジョンは美しいトレーシーを妻に持つデビッドへの「嫉妬」に駆られ、トレーシーを殺害したのだった。
デビッドは妻の死に「憤怒」し、ジョンを銃殺。ジョンの狙いどおり「七つの大罪」にまつわる連続殺人事件は、最悪な形で幕を閉じるのだった。