故ウィリアム・ハートの後を引き継いだハリソンの熱い思い
初登場時から2022年に亡くなるまでの間、ロス役を演じてきた故ウィリアム・ハートは以前「一見冷徹に見えるかもしれませんが、ロスは自分の仕事に忠実であり、国に忠実なだけなんです。彼はとても豊かで魅力的な人間だと私は思います。多角的にものを見て、目的達成への最善策を瞬時に判断できる。彼の振る舞いは悪ではなく、常に礼儀正しく、人間味に溢れています」とロスについて解説している。
そんなウィリアム・ハートの後を受け継ぎ、本作からロス役としてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に初参戦するハリソン・フォードは「ウィリアム・ハートはロスというキャラクターの基礎を非常にしっかりと築いてくれました。私は彼が生涯で成し遂げた仕事に非常に敬意を抱いています。彼の築き上げたこのキャラクターを演じ続けることができてとても嬉しく思っています」とリスペクトした。
そんな熱い思いをもって臨んだロスについて「ロスは既にマーベル作品の中で確立された存在ですが、本作で私たちは彼をかなり予想外の結末へと導いています」と思わぬ展開が待ち受けていることを明かした。
本作では、そんなロス大統領が開く国際会議でテロ事件が発生。それをきっかけに生まれた日本を含む各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展していく。この混乱を食い止めようとするキャプテン・アメリカに、レッドハルクと化した大統領ロスが襲いかかる。だが、全ては“ある人物”によって仕組まれた陰謀だった。
キャプテン・アメリカは“世界の暴走”を止めることができるのか。各国の対立は混迷を極め、『SHOGUN 将軍』(2024)での活躍が話題となった、平岳大演じる日本の首相・尾崎の思惑も絡み合っていくが、究極の空中戦で繰り広げるサスペンス・アクション超大作がまもなく、空高く飛翔する。
【作品情報】
監督:ジュリアス・オナー
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:アンソニー・マッキー/ダニー・ラミレス/リヴ・タイラー/ジャンカルロ・エスポジート/ハリソン・フォード
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2024 MARVEL.
2月14日(金)全国劇場公開
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