ポール・ヴァーホーベン監督作品 『ベネデッタ』秘密のキス本編映像と新場面写真解禁! 監督からのコメントも到着
ポール・ヴァーホーベン監督作品、映画『ベネデッタ』の公開に伴い、今回秘密のラブシーンの本編映像と、惹かれ合う二人が辿る結末を示唆する場面写真が解禁となった。また監督のコメントも到着。「氷の微笑」などで知られる稀代のレジェンド映像作家ポール・ヴァーホーヴェンの最新作をチェックしよう。
ヴァーホーベンも太鼓判! ダフネ・パタキアの魅力
バルトロメアを演じたダフネについて、ヴァーホーベンは「彼女の明るく気まぐれな性質が気に入った。この役柄とこの映画には重要だと思えた。そのお陰で、セックスシーンがもっと受け入れやすく賞賛できるものになったんだ。彼女はふざける子犬のように、そうしたシーンに多くの熱意、喜び、遊び心をもたらしている」とコメント。監督の言う通り、のびのびとした演技で挑んだダフネの魅力あふれるシーンが今回のCLIP。
ダフネ・パタキアはベルギー生まれで、ギリシャで女優として活躍中。昨年公開されたレア・ミシウス監督のタイムリープ・スリラー『ファイブ・デビルズ』や、『女王陛下のお気に入り』などで知られるヨルゴス・ランティモス監督の名作ショートフィルム「Nimic」(日本未公開)に出演している。一癖ある監督の作品ばかりで、今後も注目の女優であることは間違いない。
今回解禁された本編映像は、修道院に入ったばかりの美少女バルトロメアとベネデッタが厠(トイレ)を出るシーン。
バルトロメアが家庭内暴力の被害者だったと聞いたベネデッタは、その美しさのせいだと同情するが、同時に彼女の瞳に魅入られてしまう。ひどい家族から助けてくれ、優しくしてくれるベネデッタに、別れ際、そっとキスをして去るバルトロメア。
初めての経験に心を乱されるベネデッタは必死でマリア様に祈りを捧げる…。修道女が愛を捧げていいのは神だけ、同性愛は絶対の犯罪とされる時代。そんなふたりの愛と破滅を示唆する重要な場面でありながら、隠された身体的な真実の暴露の場所に屋外トイレを選ぶポール・ヴァーホーベン監督のセンスが光る。
禁断の関係をリークされ、裁判にかけられることになるふたり
修道院の戒律をかいくぐり、秘密の関係を深めるベネデッタとバルトロメア。
しかし1600年代のイタリアは、同性愛は犯罪扱い、修道女の俗世での恋愛などもってのほか。それは修道院長に就任したベネデッタを陥れるのには十分な理由となり、彼女を失脚させたい元修道院長の策略で白日の元にさらされることに。
教皇大使がやってきて、二人は裁判にかけられることになる不穏なシーンを切り取った場面写真も併せて解禁された。
カンヌ国際映画祭騒然!
稀代の映画作家、ポール・ヴァーホーベン監督最新作
物議を醸したヴァーホーベンの新作は、17世紀に実在した修道女の裁判記録から着想を得たもの。主人公は幼い頃からキリストのビジョンを見続け、聖痕や奇蹟を起こし民衆から崇められた一方、同性愛の罪で裁判にかけられたベネデッタ・カルリーニ。
男性が支配する時代に権力を手にした彼女がおこした奇蹟は本物か、はたまた狂言か。彼女に翻弄される人々を描いた奇想天外セクシュアル・サスペンスが完成した。
【STORY】
17世紀のペシアの町(現在のイタリア・トスカーナ地方)。幼い頃から聖母マリアと対話し奇蹟を起こす少女とされていたベネデッタは、6歳で出家しテアティノ修道院に入る。純粋無垢なまま成人したベネデッタは、ある日修道院に逃げ込んできた若い女性バルトロメアを助ける。様々な心情が絡み合い2人は秘密の関係を深めるが、同時期にベネデッタが聖痕を受け、イエスに娶られたとみなされ新しい修道院長に就任したことで、周囲に波紋が広がる。民衆には聖女と崇められペシアでの権力を手にしたベネデッタだったが、彼女に疑惑と嫉妬の目を向けた修道女の身に耐えがたい悲劇が起こる。そして、ペスト流行にベネデッタを糾弾する教皇大使の来訪が重なり、ペシアの町全体に更なる混乱と騒動が降りかかろうとしていた…。
【作品情報】
監督:ポール・ヴァーホーベン 脚本:デヴィッド・バーク、ポール・ヴァーホーベン 原案:ジュディス・C・ブラウン『ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア』
出演:ヴィルジニー・エフィラ、ダフネ・パタキア、シャーロット・ランプリング、ランベール・ウィルソン
[2021/フランス・オランダ/131分/R18+/原題:BENEDETTA]
配給:クロックワークス (c) 2020 SBS PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS – FRANCE 2 CINÉMA - FRANCE 3 CINÉMA
公式サイト
新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか 全国公開中
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