映画『Vie Privée(2025)』がプレミア上映で喝采!ジョディ・フォスターのフランス語主演作としての注目作品
text by 編集部
『羊たちの沈黙(1991年)』や『タクシードライバー(1976年)』で知られる、ジョディ・フォスター主演の映画『Vie Privée(2025)』が、カンヌ国際映画祭で8分間にわたるスタンディングオベーションを受け、監督のレベッカ・ズロトヴスキと笑顔で抱き合う感動の瞬間を迎えた。(文・編集部)
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フランス映画にまた出たいと思っていた
映画『Vie Privée(2025)』は、あるひとりの精神療法士に焦点を当てた物語が描かれている。フランス語で演じるフォスターにとっては、映画『ロング・エンゲージメント(2004)』以来となるフランスでの撮影となった。彼女は上映前の取材でこう語っている。
「ずっとフランス映画にまた出たいと思っていました。ただし、ありがちな米仏合作の大作ではなく、脚本の良い作品を待っていたんです。この映画はキャラクターが物語を動かしていく物語で、私が求めていたものがすべて詰まっていました」
長年にわたり映画祭の常連でもあるフォスター。過去には出演した映画『タクシードライバー(1976)』がパルム・ドール賞を受賞した経歴や、自身の監督作『マネー・モンスター(2016)』や『ザ・ビーバー(2011)』も同映画祭で披露された過去がある。
「私はかなり選り好みするタイプなんです。ただ演じるだけじゃ満足できない。ちゃんと心が動く作品でなければ」と語る彼女が選んだ価値のある物語が、再びカンヌ国際映画祭で確かに存在感を放っている。
(文・編集部)
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