独特の世界観と映像美で多くの映画ファンを魅了してきたウェス・アンダーソン監督。その作品にはスカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、ビル・マーレイ、マーゴット・ロビーなど一流俳優が名を連ねてきたが、どうしても叶わない夢のキャスティングがあるという。その相手とは、2度のアカデミー賞に輝く名優ジョディ・フォスターだ。(文・編集部)

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「彼女にずっと出てもらいたかった」

　アンダーソン監督は新作『The Phoenician Scheme』（2025）のプロモーション中、海外メディア「Collider」のインタビューでこう語っている。

「これまでの作品の多くで、ジョディ・フォスターに出演してもらおうとしてきました。3本連続でオファーしたこともあります。実際に会って、彼女のことが本当に好きになって、『これはいけるかも』と思ったこともありました。でも、実現しなかった。ジョディ・フォスターは本当に素晴らしい俳優だと思います」

　さらに何度も断られてしまった理由については、こう続けた。

「人にはその時々でやりたい作品や演じたい役柄の方向性があると思う。僕の作品が、彼女にとってその時は正しくなかっただけなのかもしれない」

　フォスターは近年、非常に選りすぐった作品にのみ出演しており、2020年代に出演した映画はわずか3本。最新作『A Private Life』（2025）はフランス語作品で、今年のカンヌ国際映画祭に出品された。
今後、アンダーソンとフォスターのタッグは実現するのか、注目だ。

(文・編集部)

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