極限状態で撮影直前に異例の謝罪…? アン・ハサウェイが新作『Mother Mary』で見せた俳優の姿と貴重な舞台裏

text by 編集部

映画『グリーン・ナイト』(2021)で知られるデヴィッド・ロウリー監督が海外メディア「Vogue」の取材に応答。自身が手がける新作音楽ドラマ『Mother Mary(原題)』の撮影現場で、主演アン・ハサウェイが感情を爆発させる瞬間があったと語った。その前に彼女から異例の謝罪を受けたという。(文・編集部)

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極限状態で感情むき出しの1週間

アン・ハサウェイ【Getty Images】
アン・ハサウェイ【Getty Images】

 アン・ハサウェイが主演を務めるA24の新作『Mother Mary(原題)』は、ポップスターがツアー中に自己喪失し、かつての親友を頼って再出発を図るという物語。共演にはエミー賞を受賞したミカエラ・コールが名を連ねることでも注目されている。

 インタビューでロウリー監督は、あるクライマックスシーンの撮影中、ハサウェイが「これから自分から出るものがあなたを傷つけるかもしれない」と涙ながらに謝罪を受けたことを明かした。するとコールはハサウェイの手を取り、「愛してる。信じてる」と答えたという。その撮影は1週間にも及び、現場はまさに地獄のようだったと語られた。

 ミカエラ・コールも「脚本の強度がすごすぎて、常に極限状態に追い込まれた」と振り返る。彼女は撮影の合間にテクノクラブで気分転換していたが、そこにはハサウェイも同行していたという。

 また、役そのものになるために「ダンス、ボーカルをゼロから学び、初心者であることを受け入れなければならなかった」と振り返るハサウェイ。謙虚さと覚悟がにじむ今回の挑戦が、彼女のキャリアに新たな1ページを刻みそうだ。

(文・編集部)

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