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映画「ザ・マスター」元軍人とカルト教団教祖…圧巻芝居は必見<あらすじ 考察 解説 評価 レビュー>

text by 編集部
映画『ザ・マスター』イラスト:naomi.k

映画『ザ・マスター』イラスト:naomi.k

ザ・マスター

3.5

ヴェネツィア国際映画祭 - 銀獅子賞、国際映画批評家連盟賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞 - 監督賞
トロント映画批評家協会賞 - 作品賞、監督賞、脚本賞
サンディエゴ映画批評家協会賞 - 脚本賞
カンザスシティ映画批評家協会賞 - 作品賞、オリジナル脚本賞
オースティン映画批評家協会賞 - 監督賞
オンライン映画批評家協会賞 - 監督賞
サンフランシスコ映画批評家協会賞 - 作品賞

演出:
12点
脚本:
11点
配役:
16点
映像:
15点
音響:
11点

映画「ザ・マスター」を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! ポール・トーマス・アンダーソン監督の長編第6作。ホアキン・フェニックス、 フィリップ・シーモア・ホフマン、 エイミー・アダムス、 ローラ・ダーン、 ジェシー・プレモンスら出演。この映画の真の魅力、そしてその結末とは?

ザ・マスターのあらすじ

第二次世界大戦に海軍兵として参加し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を負ったフレディ(ホアキン・フェニックス)は、アルコールと女性に心の癒しを求めていた。ある夜、泥酔状態のフレディは停泊中の豪華客船に勝手に乗り込み、船内で眠りこけてしまう。目を覚ますと、船の所有者であるランカスター・トッド(フィリップ・シーモア・ホフマン)と運命的な出会いを果たす。

ドッドは新興宗教団体「ザ・コーズ」の教祖であり、周囲の人間からは「マスター」と呼ばれ、崇拝の対象となっている。ドッドはフレディの作る合成酒を気に入り、密航の件を見逃すことを約束。さらに、娘のエリザベス(アンビル・チルダーズ)の結婚パーティーに招待するなど、目をかける。

船内ではドッドが考案した催眠療法「プロセシング」が行われている。フレディはそれを怪しげに見つめながらも、ドッドの人間性に興味を抱くのだった…。

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